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のどの違和感

のどの違和感

『のどの違和感』と言っても、のどがいつも乾燥したり、何か引っかかるような感触があったり、ひりひりしたり、しゃべりにくかったり、何か重い感じがあったりと様々あります。
のどの痛みの話でも少し触れましたが、一般に『のど』と呼ばれるのは、食べ物の通り道(咽頭)と空気の通り道(喉頭)に大きく分かれます。今回はそれらの両方を含めて説明します。

のどの違和感は大きくは2つに分かれます。
1.のどに何らかの異常があるもの
2.のどに異常はないが、違和感のみあるもの

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1. 実際に何らかの異常があるもの
実際に異常がある場合、多くはのどの粘膜や粘膜の下に何らかのトラブルを起こしているケースがほとんどです。粘膜上皮から腫瘍ができた場合や胃酸逆流などで粘膜障害や粘膜の細胞に変化が起こっている事があります。
これらはトラブルの原因に対する治療を適切に行うことで、違和感の消失につながります。言わば、違和感が体の警報装置の役割を果たしています。

2. のどに異常がなく違和感のみあるもの
喉頭ファイバー(内視鏡)による目視を行った場合、実際に病変があるケースが多いですが、中には違和感の原因となる粘膜/粘膜下の障害が見つからないこともあります。そのような場合、違和感の状態に応じてさらに的を絞っていくことになります。
一見異常がなくてもある特定の環境下でのどのかゆみなどが出る場合はアレルギー性喉頭炎の可能性がありますし、重い感じが持続する場合は心不全などの循環器疾患を抱えているケースもあります。
物理的な要因や誘因によるものではなかった場合、精神的な問題にて違和感が生じるケースもあります。これは咽頭異常感症と呼ばれています。

いずれの状態にせよ、のどの違和感が長く続く場合は一度、ファイバースコープを用いて原因を探すのがよいです。早期に発見できれば、早期の治療につながりますので早めに受診しましょう。

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