インフルエンザ流行の季節になりました。今回は抗インフルエンザウイルス薬のお話です。
インフルエンザ薬として有名なのは、イナビル、リレンザ、タミフルでしょうか。昨年からゾフルーザという新しいお薬も発売され、メディアでも注目されていますね。
リレンザとイナビルは、吸入のお薬です。上手に吸入薬を吸える年齢の方にとっては使用しやすいです。リレンザは1日2回5日間、イナビルは1度だけの吸入です。吸入薬は上手に吸えるかがポイントです!
タミフルは、カプセルと粉薬があります。吸入薬が上手に吸えない場合は、タミフルがお勧めです。
そして、話題のゾフルーザは、1度だけ内服する錠剤です。体重が10キロ以上あり、錠剤が飲める方の場合は、とっても楽に治療ができます。
自費診療になりますが、近くに感染者がいて、どうしても予防したい場合は、予防投与もできます。ただしその場合、ゾフルーザは、発売して間もない為、まだ予防効果が確立していないので使用できません。
最近、抗インフルエンザ薬による異常行動を耳にしますが、一概に薬が原因とは言えず、インフルエンザウイルスの一時的な脳への影響とも言われています。保護者の目の届く環境の中で、早く治療をしてあげるのが大切です。