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HPVワクチン「シルガード9」が2023年4月1日より定期接種およびキャッチアップ接種として接種可能になります(4/6追加情報)

HPVワクチン「シルガード9」が2023年4月1日より定期接種およびキャッチアップ接種として接種可能になります(4/6追加情報)

 子宮頸がんのウィルスであるHPV(ヒトパピローマウィルス)の9価ワクチン「シルガード9」が4月1日より、定期接種およびキャッチアップ接種として使用可能になります。これまでのサーバリックス(2価)やガーダシル(4価)と同様、子宮頸がんの予防のために重要なワクチンであり、子宮頸がん健診と組み合わせることで高い予防効果があります。これらのワクチンの接種は極めて重要であり、忘れずに接種されることをお勧めします。9価ワクチンであるシルガード9は31/33/45/52/58の5つの型のHPVに対して感染予防の効果が追加されています。
 これらの頸がんワクチンは原則として同じワクチンで3回接種するものですが、既に1回または2回の頸がんワクチンを2価や4価のワクチンで接種している場合も、残りの回数を9価ワクチンで実施すること(交互接種といいます)も可能です。
 また、定期接種とキャッチアップ接種(積極的勧奨の差し控え時期に接種機会を逃した方への救済的接種)のいずれでも同様の取り扱いとなります。
 当院では、4月1日よりシルガード9のWeb予約が可能となります。入れ替わりに、ガーダシルのWeb予約が終了します。ガーダシルでの接種をご希望される場合は受付へのお電話にて予約をお取り下さい。
 以下、当院で頸癌ワクチンに関する注意点・追加情報をお示しします。
1.定期接種やキャッチアップ接種の対象の年齢であるかどうか等については、区のホームページに詳細に説明がありますので、ご不明な場合は同サイトを参照してください。
2.HPVワクチン接種は定期接種としては小6~高1までが対象ですが、HPVは性感染症であるため、頸癌予防としては、なるべく早い時期(初交前)に接種されることをお勧めします。
3.現在HPVワクチンは男性は定期接種の対象外ですが、性感染症でもあり、パートナーへの感染予防や、コンジローマ予防などの点で、男性への接種も推奨されています。現在厚労省の審議会で定期接種化が審議されていますが、現状公費での接種はありません。ご希望の場合は、任意接種(費用負担あり)としてガーダシルが接種できますので、ご相談下さい。その場合も予防効果を考えると早い時期がお勧めです。

※公費によるキャッチアップ接種は、令和7年3月末で終了します。1~3回の接種を完了するまでに約6か月間かかるため、接種を希望する方は、遅くとも9月には接種を開始してください。