「蕁麻疹(じんましん)」とは、蚊に刺されたような丸いものや、それらがつながって地図状に発疹ができ痒くなる病気です。
見た目が派手なので初めて見るお母さんたちはびっくりするかと思いますが、大体は数時間から丸一日で治まります。
原因は様々で、大きく分けるとアレルギー性(食品、薬など)と非アレルギー性(摩擦などの物理的な刺激、気温の変化、発汗、日光など)のものがあります。ただし、原因は特定できないことがほとんどです。
子どもの蕁麻疹は珍しい症状ではなく、ほとんどの場合は時間の経過とともに自然に治ってしまうのでそれほど心配はいりません。
ただし、痒みが強く眠れない、なかなか消えずに長引く、といった場合や何度も発症する場合は、一度皮膚科か小児科を受診してください。
その際、どんな時に蕁麻疹が現れたか、治まるまでにどのくらいの時間がかかったか等のメモや、発疹が出た時の写真を撮っておくと診察時の説明に便利です。
また、掻くと治りにくくなるので、痒みが強いときは冷たいタオルなどを当てて冷やしてあげましょう。