乳幼児は体温調節の機能が未発達です。加えて、背の低い子供やベビーカーに乗っている赤ちゃんは大人よりも地面の熱(ふく射熱)の影響を受けやすいので、大人が「このくらい大丈夫」と思っていても熱中症になってしまうことがあります。真夏の炎天下での外遊びは注意が必要です。外出する場合も、帽子をかぶる、通気性のよい衣類を選ぶといった配慮をしましょう。
屋外で活動してる時だけでなく、熱のこもった室内でも起こることがあります。また、子供は遊びに夢中になると、のどの渇きや気分の悪さなど気づくのが遅くなることがあります。周りにいる大人が見守り、休憩と水分補給はこまめに与えてあげましょう。
- ●汗をかかなくなる
- ●元気がなくなる
- ●ふらふらしている
- ●顔色が赤く(青く)なる
- ●おしっこが少ない等
熱中症のサインを見つけたときは、風通しのよい涼しい場所で休ませ、イオン飲料など水分を与えます。同時に、わきの下、首まわり、頭などをぬれタオルなどで冷やすようにしてください。もし万が一、意識がなくなる、吐き気があって水分がとれないときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
これから夏本番です。熱中症対策をきちんとして元気に夏を過ごしましょう!