診察室で「夏風邪ですね」と言われている患者さんが多くなりました。いわゆる『夏風邪』の代表は、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜炎(プール熱・アデノウイルス感染症)で、どれもウイルスによる感染症です。
ウイルス感染症は、細菌による感染症と異なり、抗生剤のように効くお薬がありません。ですので、基本的には、各症状に対して有効なお薬を使って辛い症状を緩和してあげながら、自分の免疫力で乗り越えていけるのを待ちます。
『ご家族でできるサポートは・・・』
- ●食べられるものを食べられる形態で出す
- ●無理にお出かけ等せず、ゆっくりとお家で休みウイルスと闘う体力を保ってあげる
夏風邪は、高い熱と粘膜症状(体やのど、口腔内の発疹や目の充血等)が出るのが特徴ですが、熱がでなかったり、発疹がでなかったり、最近は症状の出方が多様化してきました。人によっても、症状の出現の仕方が異なりますので、何かおかしいな?と思った際はお早めにご来院ください。少しでも早く元気になって、楽しい夏の思い出を沢山作りましょう!