おむつかぶれ
赤ちゃんは、ちょっと気をゆるすとすぐおしりが赤くなってしまいます。おむつかぶれの程度も様々ですし、中には感染症が起きて悪くなっていることもあります。赤ちゃんがいつも「おしりサラサラ」でいられるよう、気を配っていてください。
● 原因
おむつでむれたり、うんちやおしっこがお尻の皮膚について、それが刺激になって起きてしまいます。特に長い時間おむつが汚れたままになっていたり、下痢をしているときなどは、おむつかぶれになりやすいので注意してください。
● 治療
① 洗う・拭く:いつも清潔でいることが基本。おしりが汚れたら早めにきれいにしてあげてください。おむつを替えるたびに、おしり拭きできれいに拭き取ります。汚れが強いときはできるだけ洗い流して下さい。(石鹸も使ってください。ただし、ガーゼなどでごしごし擦ると皮膚を傷つけてしまいます。そっと優しく、拭うようにしてください。)
② 乾かす:きれいにした後は、よく乾かしてください。ベビーパウダーは、かえって刺激になったり、くびれたところに残って感染を起こしやすくすることもあり、お勧めしていません。
③ 塗る:おむつかぶれ用に処方された軟膏などを塗ってください。副腎皮質ステロイドの入っている軟膏は、感染をおこしたり、悪くすることがあるので、おむつかぶれには使わない方がいいと考えています。
● ご家庭で気を付けること
①清潔・乾燥に十分気を付けてください。
②布おむつと紙おむつとの違いは、あまりありません。その子に合ったものを使ってください。ただし、使い捨ておむつは長い時間もつと言われていますが、うんちをしているようなら早く見つけて交換する必要がありますし、おしっこの時も早めに替えてあげた方がいいでしょう。こまめにおむつを替え、清潔に保ちましょう。
● よく使用される治療薬
アズノール軟膏・コンベック軟膏:皮膚を保護して炎症を和らげます。
亜鉛華単軟膏・サトウザルベ:肌にベールを張ったような状態になるので、うんちやおしっこがはじかれて直接肌に触れないようになります。