こどもの鼻血
子供はよく鼻血を出します。量が多いととてもビックリすると思いますが、大部分は数分でとめることができます。ここでは子どもの鼻血について、お話します。
● こどもの鼻血
子どもはよく鼻血を出します。ぶつかった後や熱があるときに出たり、急に出たりもします。鼻の真ん中にある仕切り(鼻中隔)に血管が多くある場所があります(キーゼルバッハ部位)。ここからの出血が大半です。この場所は鼻に指を入れると指先が届くところですので、子供が自分でひっかいていることもあります。
● 鼻血の止め方
鼻血が出たら、まず落ち着かせて座らせます。頭を少し前屈みにして、鼻の先のやわらかい部分を左右からしっかりと押さえます。数分経ったら一度離して、止血できていれば終わり。まだ出血が続くようなら、再度しっかりと圧迫して下さい。 この方法は、大きな子どもは自分でできますので、よく鼻血を出す子にはやり方を教えてあげてください。
- 上を向かない
- 首の後ろはトントンしない
このような圧迫止血が一番有効です。顔を上向きにしてしまうと、鼻血を飲み込んでしまい気分が悪くなったりしますので、うつむき加減にして座ってください。
しかし、とりあえず血液が固まって破れた血管を塞いだだけで、破れた血管がもとに戻ったわけではありません。そのため同じところからまた出血することもよくあります。そのたびに止血をするようにしてください。