入園するにあたって
●集団生活は感染症にかかりやすい
幼稚園や保育園のような集団生活を始めると、風邪や中耳炎、副鼻腔炎などいろいろな感染症にかかりやすくなります。子供は感染することで免疫をつけながら成長していきます。元気がよく、食欲も十分にあれば、熱があっても様子を見るだけで大丈夫なことが多いのですが、そのためには、お子さんの正常な状態を知っておくことが重要です。赤ちゃんの場合は言葉で伝えられない分保護者が気づいてあげるようにしましょう。
●子供の正常な状態を知る
元気の程度、食欲、機嫌の良さは普段接していることでご存知だと思います。その他に、お子さんの身長、体重、体温、呼吸の状態などを知っていると病院にかかった際にも役に立ちます。また、お子さんがゼーゼーしやすかったり、アレルギーがある場合には、主治医と相談し、除去すべき食事、動物など注意すべきことをまとめておいてください。またそのようなことが起こった時にどう対処したらよいか確認し、事前に園の先生に連絡しておくことも重要です。
●必要な予防注射を確実に済ませておくこと
いくつかの重篤な病気は予防接種をすることで防ぐことができます。予防接種の打ち忘れがないかもう一度見直してみましょう。また予防接種の相談や、いざというときに気軽に受診することができる、かかりつけ医を見つけると良いでしょう。
●強い体をつくる
病気に負けない体をつくるには、バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠など規則正しい生活をすることが大切です。 感染症の予防には、家族も手洗いやうがいをこまめに行って、赤ちゃんに移さないようにすることが大切です。また部屋の掃除や換気、水分補給や加湿、気温差に対応しやすい服装をさせることなども助けになります。3歳くらいになると、うがいや手洗いができるようになります。外出から帰ってきたら必ずうがいや手を洗う習慣をつけるようにしましょう。
大きな環境の変化の中、子供たちも精一杯がんばっています。保護者の方々も何かと不安や心配事があると思いますが、子供は集団の中で見違えるように成長していきます。どうぞ温かく見守ってあげてください。以上のことを参考にして楽しい保育園、幼稚園生活をおくってください。